数学の女神の愛弟子であるラマヌジャンの残した無数の奇妙な結果の一つを引用/検証しよう。
対象は三つ組の分数有理関数の係数の関係であります。
はじめに、これをグラフ化してみよう。
とくに不思議な曲線でもないし、−1と0の近くに極があるのが目につくくらいだ。
しかしながら、上式の級数展開におけるa,b,cで係数には奇妙な関係がある。
もう一度書き出しておく。
ラマヌジャンの天籟の関係とはこうだ。
つまり、指数3のフェルマー大定理の反例とプラマイ1だけすれ違っているわけだ。しかも、それが延々と生成できるというおそるべき系列をラマヌジャンは惜しげもなく提示した。
その検証結果(10番目までの)を表にまとめておこう。
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