2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

スマホと自炊pdf

iPhoneと異なりAndroid系スマホはMicroSDを読みこませることが出来る。自分は自炊したpdfを2000冊ほど数枚の16G MicroSD 10枚に分割して持ち運んでいる。 いかんせんスマホのpdf読み込み能力には限界が目立つ。 例えば、カラーの大型本のpdfは読み…

鉄道の国ニッポン

敬愛するアメリカのSF作家のラファティの好編に『田園の女王』という交通システムへのオマージュがある。 アメリカ人の老人が「クルマか電車か」という投資の分岐に迷った青年期を懐古する。そして、車社会の未来に投資したが失敗だったと語りながら、チン…

神社の誕生

神社というとご神体があり、それを奉納する社殿があると、まあ、それが古来の姿だと信じ込んでいた。 司馬遼太郎の『街道をゆく 仙台・石巻』を読んで、なるほど〜と感じることがあったので、神社の生成を司馬遼太郎の史観にそってまとめておく。 仏像はガン…

繋がりと自動書記

「絆」とか「繋がり」が流行語となるのにSNSやブログなどネットの存在は無視できない。いわばネットがそうした活動を生み出す場になっているし、ほとんど誰もがネットを連想するからでもある。 通信技術が社会現象となっているし、歴史のウネリともなってい…

子供が風呂を嫌うわけ

大人になると仕事帰りに一風呂浴びるのが楽しみとなる。一日の疲れをほぐすというか洗い流す感覚がある。 それに引換、大半の子供は風呂が嫌いである。嫌いとまでいかずとも入るのを面倒がる。 これは、なぜかというに、子供は、大人のミソギ感覚がないから…

大江匡房の『傀儡子記』の一節から

一畝の田をも耕さず、一枝の桑をも採らず 故に県官に属さざるも皆土民に非ず、 自ら浪人に限る。上王公を知らず、 傍らに牧宰を慴れず。課役無きを以って 一生の楽と為す 中世の漂泊民、傀儡(くぐつ)は魅力的なノーマッドであるし、その存在は現代人にとっ…

租税国家の危機

ちょっと気になることがある。 財政赤字のことだ。 以下、走り書き。 先進国が軒並み、財政赤字を抱え込んでいるのは、もはやなれっこになった感がある。 しかし、これは歴史的に初めての社会現象ではない。 マンキューの経済学などに論じられているように、…