2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

無限平面上の曲線群の表現

反転を使って無限平面上の曲線群を表現できるのは自明だろう。 この複素関数を考える。mとuはパラメータである。 シンプルな三角関数である。だからこそ理解しやす曲線模様になるとも言えるけどね。 単位円に関する反転でこうなる。複素平面での反転である…

ガウス素数と反転

ガウス素数の空間的な分布を鳥瞰的に見える化したいという自分の願望は、意外に簡潔なる反転(inversion)を使うことで解決をした。 単項イデアル環であるところのガウス整数における素数をガウス素数とすることは既知としておこう。 それはこんな集合となる…

複素数平面の4角形の面積

4点の複素数がz[1],z[2],z[3],z[4]としよう。 その面積は下記となるはず。1/2 Im[-Conjugate[z[3]] z[2] + Conjugate[z[2]] (-z[1] + z[2]) + Conjugate[z[3]] z[3] - Conjugate[z[4]] z[3] + Conjugate[z[1]] (z[1] - z[4]) + Conjugate[z[4]] z[4]] Im は…

ガウスの和の変種をアニメ化

二次剰余の相互則を証明するためにガウスが定義した複素関数の和は、この天才が算出するのに悶々と苦しんだという有名な逸話があります。それれをディリクレが美しい証明を提出した。 ガウスがこれを嘉し、ゲッティンゲン大学の後任にすえるわけです。そのヴ…

グーゴルプレックスと3個の数字

グーゴルプレックス (googolplex)はグーグルの名前の由来ともなった数の単位であります。 これよりも厳しい制約のパズルがある。 「3個の数字だけを組み合わせて、巨大な数を表現せよ」その答えは おおよそ となる。しかし、これはグーゴルプレックスのこん…

半径の列が所与の円のシリーズ

問題を説明しよう。 互いに接する二円がその半径の数列と中心ともに与えられる。その二円に接する円を求める。その半径は数列の続きである。 例えば、最初の円は原点を中心とした半径1の円である。二番目の円は中心座標が(3/2,0)で半径1/2である。これら…

Richard_K._Guy

リチャード・ガイは驚くべき長命の数学者だ。数論が専門であり日本では『数論の未解決問題』で知られる。エルデスやコンウェイの良き研究相手であった。 1916年生まれの氏は97歳になんなんとする。今後も健やかであらんことを! 数論における未解決問…

オイラーの関数の極値

いやはやオイラーの関数にこんな特性があるなんてね。 オイラー関数とはこんな積であり、分割数との関係で有名な関数だ。 nは自然数だけど、どうやらほとんどのnでx=-1/2の付近で極値になるらしいのだ。 誰か証明してみませんか?ラマヌジャンの遺した関…

ある意味、ゼータ函数の和

自然数の逆数の和について、オイラーが証明したように下記のような一連の結果がある。 勢い良くオイラーは一般式も出した。Bはベルヌーイ数だ。 本日、問いかけてみたいのは、こんな逆数の和であるのだ。 これはなにか? 下記の式を見れば了解されよう。 初…

エルンスト・ブロッホの協奏曲

この作者、何者なのだろうか? Ildebrando Pizzetti (1880-1968)の曲を探していたら、掘り出したよん。 ピゼッティは紀元2600年祭の日本に曲を奉納している。

What Can't Speak Can't Lie

簡単だけど意外

円の内接円の件でのレポート。 円を下記のように内接させよう。これは円Aと円Bを直径上に互いに外接するようにおいて、その両側に三円に接するように小円を2個配置したのだ。外部の外接円を単位円としておこう。 ここで問題だ。 この4円の面積の和である…