2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

連分数関数の実験的追求

もろもろの数学本をあたっても、もっとシャロウなWeb情報を探索しても連分数というのはオイラー、ラグランジェやガロアの頃より格段に進歩しているわけではないようだ。 つまり、πやeを連分数で綺麗に表現できるとか、二次の無理数を近似できるとかPell方程…

ベルヌーイ数を巡っての雑計算(再説)

ベルヌーイ一族は一流の数学者を輩出したスイスの家系です。その一人のヤコブは中でも特に才能豊かだった。その発案によるベルヌーイ数を巡ってちょいと計算してみました。 ja.wikipedia.org まず、その定義から。 この係数bnがベルヌーイ数の土台です。最…

天才の世紀における数学者たちの世代交代

西洋数学史で黄金期とでも言えるのが17世紀から18世紀のあたりでしょう。 綺羅星のごとき天才鬼才が間断なく出現してくる時代でした。 注目すべきは西ヨーロッパの国をまたがっていても彼はその研究プロセスにおいて、交流し、刺激しあい、成果を共有できて…

monicな係数1の多項式の解の可視化

x^3-1=(x-1)(x^2+x+1) や x^4-1=(x-1)(x^4+x^3+x^2+x+1)の円分多項式に現れる ここのx^4+x^3+x^2+x+1の因子をとりあげて、その多数階微分=0の解がどのように出現するかを可視化してみましょう。 16次の方程式の場合、 1 + x + x^2 + x^3 + x^4 + x^5 + x^6 +…