2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

同心外接多層円

本日のお題は文様よりの円の描画とそれに関するある種の極限についてであります。こんな図柄がテーマである。構図を説明しよう。中心は単位円とする(以下そのまま) それに4個の同一半径の円を外接させる(その半径は4つが外接するように決める) それを…

アルベロスの三次元化

アルキメデスの幾何学的な手すさびであった「アルベロス」。これについては日本でも成書が出て、数学ファンには奥行きの深さが定着した。 ここではその手すさびにもう一つ手垢をつけよう。 一般にはアルベロスは下のような4円の関係となる。右側の宙に浮い…

双子素数の現れ方の可視化

双子素数はかなりの頻度で出現する。ちなみに双子素数は{3,5}のような隣り合う素数で差が「2」であるものを言う。 それを可視化してみましょうか。 その考え方はこうだ。 1番目の素数は2である。3は2番目である。そして、5は3番目である。 この…

素数行列値と戯れる

2行2列の素数行列を考えてみよう。もちろん、何のあてもない。Prime[n]はn=1で2から開始する連続的な素数列。n=1では下になる。この行列値がnとともにどうなるかを、これまた、とりとめもなく計算していこう。 はじめの300個ほどだ。 注意深いヒトはあ…

三角形とその辺上の3円の性質

鋭角三角形について面白い性質を見出したのでレポートしておくとしよう。下記の鋭角三角形を考える。 それぞれの辺の中点を中心とする、その辺を直径とする円を描いてみよう。ここでは底辺と右側の辺について、円を描いた。 見出した性質とは、円の交点が左…

基本対称式で表せない対称式?

代数学で習う定理に「対称式は基本対称式で表現できる。それは一通りである」がある。では、下式はどうであろうか?成立しない。理由は多項式ではないからだ。 しかしながら、平方を繰り返していけばどこかで出来るのではないか? 残念ながら、3項の平方根が…

再帰的な関数についての定積分の系列

0から1で定義されたxの関数列の定積分を計算するだけ。この関数はしばらく前のブログでも扱った。ルート(1-x)を1から10回ほどの回帰で生成できる10個の関数。これを(0,1)で定積分する。 後ろの4個の積分値がやたらに難攻不落なので、最初の6個の…

5月4日「対称式は規則性をともなう..はず」の補足

過日の「対称式は規則性をともなう..はず」の続報となります。 問題の定積分です。これは有理数となり、分子は2のべき乗、分母が意味ありげとなるのが先日のお話。その分母の数値実験を続行し、捜索範囲を広げて、不在者リストをまとめたのであります。n=…

対称式は規則性をともなう結果に導く

お爺ちゃんの教訓のような見出しであります。次の定積分を見られよ。ベータ関数に似ているが、それよりも対称的といえなくもない。原点を挟んで-1から1までを積分範囲にしているし、xを含んでいる。 さらにα=β=γ=nとしてやろう。 この定積分はnが自然…