2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

帆をかふる鯛のさはきや薫る風

芭蕉十哲の第一、室井其角のこの句がたまりませーん。 帆をかふる鯛のさはきや薫る風

錯覚っぽい面積と正方形分割

この定積分は微積分ファンならずともすぐに計算できることと思う。 答えは「1」だ。それを図示したのが下図である。 上の線は√xの曲線、下の線はx^2の線である。 青い領域がy<x^2となる部分で面積は「1/3」、真ん中の紡錘形の面積が1/3である。残りの面積…

レーモン・クノーとブルバキ

クノーといえば『地下鉄のザジ』しか思い浮かばないというのが、長年の自分であったが、先週それが相転移した。 おフランスは変わり種を何種類も近代世界に送り届けているが、クノーもその代表格だということをまざまざと看取させられた。 手元の『現代フラ…

幻想的写像関数絵画展

戯れの写像関数性の模造絵画を幾つか展示しておく。 『裏切らない幻日』 『立ちつくすのっぺら坊』 『一人だけのマスカレード』 『凍てついた崩壊序曲』 『リキッド・アンダンテ』 『アボガドは明日を夢見る』 『拗ねている水子のウーパールーパーちゃん』 …

反復する三角関数をめぐる目眩

数理解析的な好奇心いっぱいの貴兄ならば、この反復的な三角関数からなる関数の形状を知りたくはないであろうか? 「...」はこの反復が無限に続くということだ。 バナナの列がこの関数から生み出される。 今回は、純粋な好奇心でこの手の反復的な三角関数…