2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

空間内で円を描く

三次元空間内で円を描くことは数学的には何の新味もないが、かなり手続きが面倒くさい。 円を空間的に定義するにはいくつかのやり方がある。 例えば、(x0,y0,z0)を中心とする半径rの球と平面の交わりを考えてもいい。 だが、どうやってこの交線が円となるこ…

3球問題で2つの球を動かす

過日の3球問題。 即ち、お互いに外接しあう3つの球の回転の仕方で、自由度を増やした。 原点にある小球以外の2つの球を同時に動かす時、接点の軌跡を描画する。 前回までは原点に中心のある球r1とz軸上に中心のある球r3を固定していた。その両方に接する…

3つの球

この曲線の由来を説いてゆこう。ある意味、なんの変哲もない下式から描画された媒介変数の曲線である。 実はこれ、球面上の曲線から射影されてきたものなのである。元はといえば、単位球の表面に描かれた曲線である。 その曲線が表題と関係してくる。 3つの…

模擬ヴィエトの公式

フランス人の数学者ヴィエトは16世紀の法律家、要職を歴任した出来る法律家でもあった。 記号代数の確立に大きな貢献をしたと数学史家は指摘している。 後世、フェルマーが数論に成し遂げたようにだろうか。フェルマーもまた法曹界の人物であった。 円周率…