2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ねじれる角錐について あるいはデモクリトスの説

三角錐は高さ方向に三角形が縮小しながら、頂点で点となった図形とみなすことができる。四角錐も五角錐も、それぞれ四角形や五角形がそのまま縮小しながら、点になる。 例えばの話、三角形が回転しながら、生成する三次元形状はどのようなものだろう? そう…

誰もが知りたい複素無限積の一例

今日も誰もが知りたいかもしれない、複素数の無限積の動きを追跡してみた。 クローズした式での表記はこうなるだろ。 二次元座標にすると最初の9項はこうなる。実部と虚部をx座標、y座標にしている。 {1, 1}, {1/2, 3/2}, {0, 5/3}, {-(5/12), 5/3}, {-(3/4…

自然数の虚数乗の和が実数になることはあるか?

数秘術的に自然数の演算アクロバットをひねくりまわす癖があるヒトならば、考えたことがあるであろう級数和をもて遊んでみよう。 お題のとおりの自然数の虚数乗の和だ。初項だけの時を除けば、一般的には複素数になる。1は何乗しても1だからだ。 nをどん…

複素数で見た三次の同次方程式のパターン

上の式から出発する。u と vを一般的に求める。この両者は複素数だとしよう。未知数2つだから、変数を一つ入れて解く。wをその変数(複素数)としよう。 一般性は保たれる。 基本対称式を用いてもとの式を変形すると 二次方程式の根と係数の関係が使えるよ…

高次巨大数の心友、エルキース

オイラーの予想というのがかつてあった。その和が4乗数になるような3個もしくは4個の4乗和は存在しない。同じく、5乗和もないだろう。 フェルマー予想の拡張版だったわけですが、1911年に4個の場合の反例が報告されている。 左辺は15527402881とな…

相対論的調和振動の方程式に対峙する  Relativistic harmonic vibration equation

(特殊)相対論的力学の運動方程式は非線形なので、キレイに解けない。フックの法則に従う単振動のケースも同様なようだ。 ここでcは光速です。mは静止質量。kはバネ定数。 エネルギー保存則から、次式に階数を減らせるのは、もちろんだ。 Wは初期状態の定…

2つの円錐の相貫の曲線

可解でありながら、お目にかかることの少ない曲線としては、円錐体の相互貫入の裁断面の描く曲線などは最たる例だろうと身勝手な思いつきでの計算であります。 想定する円錐体は下図を見られたい。z軸を主軸の円錐体とx軸を主軸とする同じ形状の円錐体を考…