2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「検索」のイデオロギー

Googleおそるべし。 リアルタイム検索技術がいつマニカ実装されていた。最近気づくとは、誠に足元に疎い限りだ。検索メニューで「アップデート」をセレクトすると「twitter」のリアルタイム(というよりも準リアルタイム)に重要なツブヤキを選出してくれる…

ゼロの発見

アラビア数字は正しくはインド数字と名を改めるべきであうと、表記法を発明・発見した地域に敬意を表すべきと誰かが書いていた。 すでに7世紀にインドでは、位取り法とゼロを生み出していた。位取り表記を生み出したのはインドなのである。 中村元も書いて…

チャイナ・シンドロームの解決策

中国の強硬外交が、平和ボケ日本に波乱を起こしている。 こんな外交方策はどうだろう。近隣の問題をリンケージさせるのだ。 それは、普天間問題である。 普天間に付随して尖閣諸島の米軍の訓練基地をセットで提案する(当然ながら費用は日本持ちになるはず)…

電子書籍と出版不況

Solutionというサービス業での「売り」のセリフがある。 クライアントである買い手に「解決」を提供するのをうたい文句にしているのだ。さて、出版界は市場規模が年々縮小(昨年比−5%)しているのにも関わらず 出版点数は3%増えて、7万8千点にもなろう…

時代の先端 アマゾン物流センター

アマゾンのビジネスモデルはドットコムモデルでもっとも成功したものです。 文字通り世界最大の書籍販売会社になっています。扱うのはもはや書籍だけじゃありませんがね。 在庫を保管して配送する物流センターの場所をお目にかけましょう。 千葉県市川市塩浜…

2010年09月25日のツイート

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

人間関係のマイクロトレンド

草食系男子なる種族が繁栄しているとか。これをマーケティングの眼でみると どう解釈するかを書きつらねます。 草食系が増える背景は男性の経済力が低下して、相対的に女性に近づきつつあるからではないか。 年収300万時代あるいは非正規社員化のあおりを…

GE株価サウンド

GEの1970年から現在までの株価時系列をサウンドにしてもうた。他方、Appleの株価は1980年以降だ。 聴きごたえは全然ないけど、鑑賞してみよう。GEstock.WAV Applestock.WAV 問題意識はこうだ。 企業によって株の変動パターンに差があるならば、音声によって…

株価の可聴化

第二の富国強兵論

数学的な富国強兵論を(半分本気で)討議してみよう。 明治維新後の大日本帝国興隆の一因は義務教育にあるだろう。なかんずく、工科教育への国家的な注力はその後の日本の飛躍に大きく貢献したと思う。 余談だけど。北里柴三郎がノーベル賞を取りそこねた件…

電子書籍の品揃え状況

電子書籍のタイトルがどの程度のものか、ちょっと調べてみた。趣味が走ってしまうところがあるけどご勘弁願いたい。 最初に眼についた「シナノドットコム」。その「工学・サイエンス」は本日のところは「煮干の解剖教室」だけのようだ。調理師むけの本なのか…

今週のお題 読書の秋、書物に埋もれたら電子書斎

暑さも和らぎ、読書の秋にようよう入りつつあります。けれども2010年の読書界の話題は、電子書籍だった(ような気がする) アマゾンのキンドル、アップルのiPadの発売がそうした話題に火をつけた。でも、酷暑の夏を過ぎてみれば、どうも話題だけがオーバーヒ…

電子書斎雑感

情報がコンピュータに移行するのは時間の問題だったのかもしれない。もともと記号を処理する機械として、入力装置・演算装置・出力装置の組み合わせがコンピュータの出発点だった。 入力装置の起点はタイプライタにある。タイプは入力すると即座に印刷物とい…

電子書籍リーダー Kindle

Kindleを国内で取り上げるメディア&ニュースがこのところ少ない。ついでに言えば、車内や街角で見かけることも本当に少ない。 でも、だからこそ価値があるのだ。とくにここでは、好敵手iPadと比較しながらまとめてみよう。 iPadは誰でも国内で入手できる。…

インターネット情報の不死性と可死性

遺伝子の一部で生物の寿命に関わりが深いとされるテロメアというものがある。これは細胞の分裂回数の上限を決めているらしい。 すなわち、ヘイフリック限界を決める部位らしいのだ。 テロメアは細胞分裂のたびにすり減ってゆく。細胞が再生されなくなること…

犯罪への行動経済学の応用可能性

行動経済学が何かにつけて話題になることが多い。ここでもその応用の可能性を論じてみたい。 経済行動学のヒューリスティックス論は、ある意味では犯人像の特定時に起こりうるのではないか。 例えば、利用可能性のバイアスというがある。第一想起率みたいな…

ITプロジェクトの破綻傾向と対策

大型開発プロジェクトの破綻リスクが高まっている。これはひとえにeビジネスや組織横断型プロセスのもたらしたものではないかと小生は密かに考えている。 説明しよう。 SCMやCRMなどEndToEndを売りにするソリューションは、成功すれば上手くいく(当然じゃ…

数学による不正検知

ベンフォードの分布は不正検知に使われる。 そもそもベンフォード分布自体、興味深いものだ。 なんでもいいから数表をとってきてみよう。 よく分かっている数列をとろう。フィボナッチ数列だ。添付は100項までの計算結果だ。 fivonach.xhtml ベンフォード…

インド人科学者の大モノ

インド人の特異性と才幹を120%発揮した科学者というと、なんといってもチャンドラセカール(Subramanyan Chandrasekhar)をもって第一とする。個人的意見だが、彼こそもっとも驚くべきインド人だ。 ノーベル賞をとったのは、次のテーマだ。 「星の構造と進…

電子的政党活動の可能性

電子政府に見合う政党が立党されるべきだろうと思うのだが。 これまでの旧弊な政党システムにはいささかゲンナリしている。なぜなら、民意を十分反映していない、反映するのが遅い、不公平感がおびただしい。 では、どうすればいいか? ネットによる直接民主…

インド数学

インドの経済勃興、とくにIT産業の興隆が目覚しい。時を同じくして、インド数学(計算術)が注目を浴びた。 さらに、インドの理系教育の充実が我らを驚かした。二桁どうしの掛け算を九九のように暗記するだの、高校生で三次の行列式や連分数を扱うだのと高…

情報セキュリティをめぐる呪術的な攻防

セキュリティをめぐる攻防はサイバーウォーズとも称されるようだ。 そして、このサイバーウォーズはシンボル操作による戦いであると言うことも許されよう。以下、比喩的に考えてみよう。 先端的な技術は魔法に似ると指摘したのはアーサー・C・クラークであ…

知的生産の最前線

Web2.0以降、知的生産の最前線はネットに移行してしまった。 ネットでの集合知がどれほどダイナミックで機敏でボリュームがあるかは今更言うことでもない。 ここで、集合知とは、商品の口コミサイトであり、価格比較であり、WIKIでありブログであり、twwiter…

確率と統計の違い

確率と統計の違いを示す適切な例では、ジャンケンの事例がいい。 確率の立場では、グー、チョキ、パーが出る頻度はどれも等しくなる。つまり、事実によらずアプリオリな尤もらしさから起きうる可能性を等しいとしている。観察は不要なのである。 個別の確率…

電子政府待望論

政府・官公庁のスリム化&効率化は電子政府の実現でかなり促進されるはずだ。国民に対する末端サービスの担当がもっとも人員と場所を占めている。しかも、非効率このうえない。 役所は間接業務への予算と人員があまりに多すぎる。しかもサービスは旧態依然。…

SF好きに捧げるディープサウンド

空間的な奥行きのあるサウンドが好きだ。ただのエコーとは違うミスティックな宇宙の響きだ。SFファンなら共感をもってくれるやもしれぬ。 狭い日常空間に息苦しさを覚えたら、このサウンドは一服の清涼剤になるだろう。好みの例をあげよう。Salon de kanonア…

新しいことは前向きに評価せよ

急激な変化はニュースになる。とりわけ急速な成長や勃興は衆目を集める。 それに敵対するのは、一般的には、かつ短期的には得策と判断できない。 新しいものに感度を高める、それが我らの時代を生き抜くための処方箋だ。 勃興している社会事象をポジティブに…

巨大隕石の再来

古代中国の「杞」の国ではいつ天が堕ちてこないか、と憂いる人がおった。転じて無駄な心配を「杞憂」という。しかし、杞の国の人を笑ってはおられないことはハッキリしている。そうした災害は実際起きたし、これから先起こりうるのだ。 ひと頃話題になった映…

旋律は去った!

私は透明な秋の薄暮の中に墜ちる。 戦慄は去つた。 道路のあらゆる直線が甦る。 あれらのこんもりとした貪委な樹々さへも闇を招いてはゐない 「秋の悲嘆」(富永太郎)の出だしには一瞬息が止まるものがある。だからといって、この詩がいかなる行動を引き起…

今週のお題 突然昇温の杞憂?

毎日毎日の酷暑の日々で、本当に夏らしい夏でした。 過去数万年の気象変動を地道に研究する分野がある。その近年の発見(というわけでもないが)であるヤンガー・ドリアス・イベントは、少々私たちを不安に駆り立てるものがある。 何が、って。 そうだネ。従…