パスカルの三角形の三項版

 パスカルの三角形は、二項定理をシンメトリカルに書き下すアルゴリズムだけども、三項でも
似たようなことができるというお話。

 例えば、(p+q+r)^3を展開するとこうなります。

この係数を三角形状に配置することができますね。

4乗でもこうなります。

係数の足し算の関係式も二項係数と類似の公式が成立するのです。

 4乗の係数「12」は3乗の係数の「3+3+6」により生み出されるわけです。
この三角形を順次重ねた三角錐ができるわけですね。

多項式をこう表現することもできます(5乗のケース)

30乗のケースはこうなります(小さすぎて読めないかもしれませんが雰囲気だけでも)

これに対応する係数はこんな風になります。途中で山が崩れてますが、それでもコンピュータの計算力がないととても出来ません。