アメリカは賢明な選択した、次は日本だが

 オバマは再選を果たした。
 共和党の政策はアメリカの民主主義にはマイナスなものであり、世界にとっても不幸な選択となり得たことを思えば、アメリカ人の賢明さにエールをおくりたい。
 温暖化対策の遅延、リーマンショックを生み出した癒着の温床、中間階級の没落、軍事パワーの誇示による摩擦増大は、どれもが共和党政権の遺産だ。
 オバマ大統領は期待ほどの成果は出してはイない。オサマを暗殺したのが外交戦略上のポイントではあったが、グリーン・ニューディールはフェードアウトした。アメリカの雇用はやや回復しつつあるが、それが永続的効果があるか誰も知らない。
 日本も衆議院選挙の気配が濃厚になりつつある。個人的には政権の挿げ替えは何も得策ではないと思う。
が、こうも首相の人気がなければしょうが無いか。
 ひそひそ声で言わせてもらえば、自民党復権だけは避けたい。アメリカの共和党同様に何ら反省もなければ外交上のマイナス面(中国や韓国の反発)しかもたらさないからだ。
 首相の首を替えたところで、政治的経済的なマイナスインパクトは避けれないだろう。それに、外交面では、この頻繁なすげ替えで国民は、損ばかりしているのだ。
 次回の衆院選は政党ではなく、国民の見識が問われていると考えてほうがいいだろう。