自然数の冪級数和のゼロ点を讀む

 本日のお題は、1+2+3+.......+z=z(z+1)/2に始まる。z=0 or -1がゼロ点だ。これはもっと拡げて考えると少しは興味が湧くであろう。

 自然数の冪常和の式は1乗から20乗までについて、下記のようになる。

小さすぎるので、4乗和の多項式を表示しよう。

 右辺の多項式のゼロ点の可視化を主題にします。

この場合は、ガウス平面でゼロ点はこうなります。縦軸は虚軸、横軸は実軸です。

お約束どおり実軸上に五個あります。

    

しかるに10乗和になりますと複素解が出ます。

40乗和になると分布状況があらわになります。

80乗和

100乗和!

踏ん張って、200乗和だ。

これぐらいでやめておきます。

 見かけ上、y軸に対称に見える。だが、x=-1/2に対称であることは思い起こしておこう。整数論では、やっぱり1/2は大切なんだなあ。

おそらく、ベルヌーイ多項式かなにかのゼロ点ということになるでしょうね。

 

【参考文献】