青海波という文様があり、いかにも粋な江戸期の文様である。これは同心円を幾重(たいてい五重)にし、平行移動しただけのものだ。
この同心円の周期性は相互の中心の間隔だけで決まる。その美的なコンフィグレーションを検討するのに、動的にデザインするのは意味があるであろう。
あるいは、将来、生地に動的な文様を浮かび出させることがありうる。
それならば、こんな単純なgifアニメも無意味なわけもないだろう。
このアニメの後半で同心円がビクビク動いているように見えるのは「錯覚」だ。
あるいはアニメツールの不自然なエフェクトなのかもしれない。
- 作者: 熊谷博人
- 出版社/メーカー: クレオ
- 発売日: 2007/12
- メディア: 大型本
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