国立がんセンターの統計情報をもとに県別のリスク地図(階級区分図)を試作してみた。
指標としているのは、2009年の1995年全国基準に対するCancerRisk比である。つまり、1995年全国基準より悪化していれば「1以上」となり、そうでなければ「1未満」となるように設定している。
全部位(肺、胃、乳房、膵、膀胱等々)についてざっくり見て、2009年に悪化しているようなCancerRisk比である部位がんを三点選んだ。食道、膀胱、白血病である。
2009年において3割増くらいのリスクアップがある部位がんである。
患者件数が少ないのでこれで何かしら断言できるようなものではないが、いろいろ考えさせることはあると思います。
1)食道がん(女性)
3)白血病(男女)
繰り返しますが、これは何も断言できない素人の集計で何の判断の根拠の材料とはなりません。
一般には1995年比でがんそのものによる死亡は減少傾向であり、上記の3種は例外的であるということでしょうか。
最後に2009年全国平均=1とした時の県別CancerRiskはこんな感じとなります。
出典「国立がん研究センターがん対策情報センター」
http://ganjoho.jp/public/index.html
データソース
和文 人口動態統計(厚生労働省大臣官房統計情報部編)
英文 Vital Statistics Japan (Ministry of Health, Labour and Welfare)