3D mandelモデル

 フラクタル世界はどうして異様な光景を呈するであろう?
この3Dの動画も例外ではない。
 「3D MandelBulb」はマンデルブローの自然な3次元拡張版の動画である。

 これを美しいと思う人は稀だと思う。
でも、この捉え難さと不可思議さ、不条理は世界の本質なのかもしれない。
細胞の走査線顕微鏡による写真は、こうした3Dフラクタルとよく似た構造を示している。

例えば、日立の電子顕微鏡のこの画像だ。
視細胞外節のフリーズエッチングレプリカ像

 まさに、存在の実相に感じたサルトルの「嘔吐」ではないかね。つまり、サルトルマロニエの根っこに感じた気持ち悪さが、ここにあるのではないだろうか。