反復する三角関数をめぐる目眩

 数理解析的な好奇心いっぱいの貴兄ならば、この反復的な三角関数からなる関数の形状を知りたくはないであろうか?
 「...」はこの反復が無限に続くということだ。
  


 バナナの列がこの関数から生み出される。

 今回は、純粋な好奇心でこの手の反復的な三角関数の形状を描画してみよう。
まず、サインとコサインを入れ替える関数から。

 上の形状とはまったく異型な文様となる。

 次なるはこれ。cscはコセカントである。

 x軸にそって特異的な振る舞いのレイヤーが出現するようだ。拡大しても何がどうだかわかりません!と報告しておく。


 下のようなコサインとコセカントを入れた交替的反復関数ではどうだろうか?

 それはこうだ。



こんなシンプルな三角関数を解説しているのではないが、本屋で見つけた欲しそうな
本ということで、内容にかかわらずあげておく。
 それにしても黒川信重氏は多作多産だなあ。

現代三角関数論

現代三角関数論