古代のタイタニック

 ローマ帝政期にイタリアはネミ湖に巨大な舟を建造したのはカリギュラ帝だ。
この巨船には帝の宴会場であり暖房の仕組みもあったとされる。
自分を神々の一人と信じた愚帝のやりそうなことだ。カリギュラは暴虐の限りを尽くし暗殺される。

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古代には「 ディアナの鏡」と呼ばれたネミ湖。月の女神と交流してるツモリだったのかな。


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ネミ湖から二十世紀になってその巨船が発掘された!
しかも、第二次世界大戦ナチスが占領の置き土産にその遺物を破壊しさったそうだ。
 このネミ湖の祭儀をフレーザー卿が取り上げて『金枝篇』を書き上げた。そのテーマに「王殺し」があったのは、カリギュラを念頭においたわけではないだろうが、偶然にしては面白すぎる。

王権の呪術的起源

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