素因数分解による数の幾何表示と階乗数

 素因数分解の見方としてこんなのもあるよ、で遊歩してみよう。
自然数は一意的に素因数分解ができる。
 12=2☓2☓3
 これは、つまり、{2,2},{3,1}と等価であります。
 であるからには、これは二点{x1,y1}{x2,y2}を結ぶ線分と同じと見なせるのでありますな。

 これはどのような自然数でも同様であるからには、素因数を多く含む自然数は長々しい線分となるわけであります。

 そんな着眼点で自然数を幾何的に表示するとどうなるかを実装した。

まず、1から20。
 素数は点となり、分解できるのはほとんどx軸に平行な直線となる。

 1から100まで。心持ちせり上がってきているが、やはりx軸平行な数ばかりだ。

 1から1000までで、ようやくこんな様態となります。

 やや個性的なのは階乗数であります。k!でkを1から100まで動かします。

 網の目状になるのが奇態であります。
一つ一つの階乗数がどのように変化するかを分解するために、kを10、20、30と間を空けて計算しますか。

 素数は点となり、素因数分解された自然数や階乗数は双曲線的に立ち現れるのが、
この幾何表示の結論であります。