自然対数の底eに似た級数の極限を探る

自然対数の底 eは、下記でn無限大の収束値である。
0!+1/1!+1/2!+1/3!+.....+1/(n-1)!+1/n!

ここで少々、想像をめぐらしてみよう。

n!(0!+1/1!+1/2!+1/3!+.....+1/(n-1)!+1/n!)

とするとこれは自然数列を構成して、急速に大きくなる。
最初の十項である。
{1, 2, 5, 16, 65, 326, 1957, 13700, 109601, 986410, 9864101}

Cn=n!(0!+1/1!+1/2!+1/3!+.....+1/(n-1)!+1/n!)として

逆数の和を定義する。
Σ1/Cn

この和は下記の値に近づくようである。何に還元できるのだか分からない!
きっとeと関連するのだろうけど。

1.78154632815834948971287994327


おまけ

もう一つの極限探求は二項係数nCrについての和である。逆数の和の極限だ。
こちらは「2」になる。項別展開しておいて、初項と末項がそれぞれ1だ。

Σ1/nCr→2

だから簡単な証明だなあ。きっと京大の入試問題にでてるに違いない!
対比できるのはΣnCr=2^n