気散じの正三角形の高次方程式

 昨日の続きです。

ガウス平面上の正三角形の頂点をゼロ点とする高次方程式の気散じの計算です。

 はじめの一歩は下の正三角形の頂点を解とする三次方程式を確認します。

          

 答は、ご存知の円分体の三次方程式    

 では、各辺の中点を頂点とする内部にある正三角形を解に加えた6次方程式はどうなるでありましょうや?

          

 

答はこうです。

        

も一つ、おまけです。

 外側に正三角形(の頂点)を同様に追加した場合の9次方程式はどうなるか。

これを算出した人は十指に満たないのでははないかと想像してます。

       

答はこうです。

        

共通点として三次方程式の解の公式を知らなくとも受験数学で可解かもしれませぬ。

 

 一応、正三角形の任意の外への拡張と内部への縮小を繰り返すスクリプトは作成してますが、無限積での面白いPATTERNはなさげなので、ここで打ち止めにしておきます。