高等数学というほどでもない無限級数の和は18世紀にその極限値がLog2と知られていた。自然数の逆数の交替級数だ。
極限値は初等関数である自然対数に関係するのだ。
この数値は「0.6931471805599453094172321214581765680」である。
疑いもなく有限の数値に収束する。
その値は最初の20万項で「0.269606336565517613335730806294533985735613989966511571188399」
であるが、収束の速度は極めて遅いのだ。
Log2との関係を疑っておいていいだろう。なぜならオイラーが調和級数でLog2との関係を預言していたからだ。また、オイラーの定数を持ち込むのも許されよう。
自分的な予想では、上記の級数の極限値はこの式に等しくなるのではなかろうか?
EulerGammaとはご存知オイラーの定数「0.5772156649015328606065120900824024310...」だ。
この数値の値は
「0.2697549010726668645709958897843287013952...」である。
つまり、小数点3桁目までは一致しているわけですね。可能性はあります。
その後、1000万項までの和を計算したけれど
「0.2696063491848919761324471771252940604810.....」となり、小数点7ケタ目が増えただけだ。一時間かけて計算した6000万項でも「0.2696063515516998488111851368681524368320」だ。ほとんど増加はビビたるもの。
んだが、無限個の素数に比較すればまだまだ、なのだ。何千万項であろうが、ゼロに等しい部分和でしかない。
【参考書籍】
この力作に再びお世話になってます。考えてみると、なんて奇妙な本なんでしょうかね。
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