調和級数/オイラー定数の拡張の一変種

 この複素平面上のカーブが「調和級数の拡張の一変種」の計算結果であります。

大したことがない拡張なので、その式を示しておく。

すなわちExp(iα)をかけた自然数で通例のオイラー定数の公式を置き換えただけだ。
上のグラフはαを0〜2πまで動かした結果であるわけだ。したがって、実軸の交点にγ(オイラー定数)が出現しているのが右上に出ている。

 αを6πまで動かすと下方に螺旋状に移動してゆく。これは-iαから予想されるのであるが、この螺旋運動の解析幾何学的特性は気になるところである。ちなみにn=10000あたりで固定して数値計算している。

それから、総和nを200000、400000、800000と変えると曲線が膨張することを付け加えておく。

 一般には収束値を持たないのだ。しかしながら、右平面では極限値を持つ可能がある。その一つがオイラーの定数「0.57721566490153286060651209008240243104215933593992...」なのであろう。

 その他にも疑問が湧き上がる。
 例えば、自身との交点はいったい何を表しているのだろう?オイラー定数と関係があるだろうか?
 どうにも喰えない疑問であります。