エラトステネスの篩(ふるい)で素数を見つけ出す図を見て感じるものがあった。
2の倍数、3の倍数、5の倍数...というように素数以外を順番に消しこんで素数だけを残すあのやり方だ。
たいがい10個の数からなる配列を用いるので、記数法に依存してしまう。つまり、10進法での素数の位置がわかるのは人為的であろう。
以前に「ウラムの螺旋」を図示したような別の素数のポジションの可視化がないであろうか?
パスカルの三角形なら自然的な配列ではないだろうか。
こんなものを生成することを考えたい。素数をマゼンタの丸にしているのだ。
これならば自然的な配置に近いだろうから、何らかの素数の配置パターンが仄見えるのではなかろうか?
というわけで、n=5050 100段までの三角形で計算してみよう。
左辺側に素数が多いような感じはする。
n=11325 150段までの素数パターンである。
500段構えの高層三角形である。n=12502500
1000段構えの超高層三角形である。n=500500
2000段の拡大図でラストにする。
どうであろうか? 隠された素数の出現の掟は出現したであろうか?
なんとはなしに、縦線の素数頻出の列があるように見えてくるのだが、いかがだろうか。
- 作者: パウロリーベンボイム,Paulo Ribenboim,吾郷孝視
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