円分多項式は円分方程式を規約分解する多項式であります。こんな定義式ですね。
具体的には、nが1から18までの円分多項式はこうなります。
今回は円分多項式=0の解についてです。
これは円分方程式の解の一部なので、複素平面上の単位円の周上にあります。
n次の円分方程式はこうなります。
理系の方はこの解が正n角形になるのはご存知でしょう。
そのうちの解の一部(nと既約のk)が円分多項式=0の解なのです。
これがどのような多角形となるかを計算してみました。
以下、n=4から105までの多角形です。
ちなみになぜ、105かというと係数が「2」となる項が出現するからです。
やはり代数学は奥が深いですねえ。円分方程式は数論においても重要な役割があります。
- 作者: 倉田令二朗
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- 発売日: 1988/11
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