二つの同じカッシーニの卵形が接するだけで擦れることなく、回転するケースを生成した。
互いにキスする一瞬だけ曲率半径が一致する、解析解はおそらくこのケースだけではないか。
回転中心間の距離は不変です。
なにかの動力伝達に使えるといいんだけど。
あいにくとこのままでは、互いに90度のときに一瞬、接するだけであります。
つまりは、片方をとめておいて他方はクルクル回せるのですな。片方を回転させることはおろか、動力などはとうてい伝わりません。
それにしても、歯車的な凹凸曲線のシンプルなのは、どんな形状なのでしょうか?
もちろん、円は最大シンプルでしょうね。プーリというか滑車などがいい例。
その次のシンプルな事例は何かなんですね。
歯車の工学はかなり複雑な曲線論を駆使します。かつては、機械工学が花形科目でしたしねえ。
たしか、その歯の形状はサイクロイドなのだとか。
【参考】
この分野の決定版かな。
- 作者: 礒田正美,田端毅,讃岐勝,Maria G. Bartolini Bussi
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2009/12/23
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円の工学的な用途は意外に紹介が少ない。この本は例外でしょうか。
円の歴史―数と自然の不思議な関係 (Kawade new science)
- 作者: アーネストゼブロウスキー,Jr.,Ernest Zebrowski,松浦俊輔
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/06
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