リーマンの微分不可能関数その2

 『リーマンのフラクタル』の続き。

この有限和nの媒介変数による図形を玩ぶ。
具体的には、uを-1から1まで変化させて、下式(x,y)が描く図形であります。上式でkをk+1に置き換えただけであります。

 nを1から45まで連続的に変化させた動画を作成した。
前回とは異なる相貌の図形が出現します。

 幾分かの暇つぶしにはなろうかと思うのであります。



ここでのポイントは捻くれた図形の面積が単純な公式になることであろうか。

 Sn =π (-1 + π^2 - PolyGamma[1, 2 + n]) 
ポリガンマ関数はd(LogΓ)/dx。ガンマ関数の対数をxで微分したものです。


【参考書籍】
 リーマンというとサラリーマンの俗称だったのが、リーマンショックで世界不況の代名詞になるという憂き目にあっている。シュプリンガーのこの本、いい本なのになあ。

リーマン―人と業績

リーマン―人と業績