19世紀スイスの幾何学者ヤコブ・スタイナーは解析ぎらいの学者だったらしい。
空間の直観能力が図抜けていたのでしょう。高度な定理を多数生産しているのは、サスガであります。
その「反転」にはいつもお世話になります。
ですが、高等幾何がイマイチの現代人には、複素数はツヨーイ味方であります。
今回は単位円の中身と外見で円の連鎖をジェネレートしてみましょう。
単位円を取り囲む互いに接する同心円を生成して、しかる後にそれを反転すればいいんです。
複素数で円を書いてあげれば比較的容易に解析解に辿りつけるというものです。
考えてみれば、反転は複素関数の一次変換でしかない。複素関数論には様々な関数が含まれている。デタラメにやれば出鱈目な産物しか出てこない。GIGOだ。
もっと、いろいろとやろうとすると何かガイドが必要だ。例えば、今井功の流体数学で幾何学的な拡張をするのはやればできる子なのかもしれない。
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