コラッツ予想の図示から

 コラッツ予想は幾度か触れたけれど、自然数を与えて偶数なら2で割り、奇数ならば3倍して1を足す、これを繰り返せば「1」となるというのものです。まだ未解決です。
 仮にこの操作をコラッツ操作と呼んでおこう。
 結果の表示に先日、修得したTreeプロットを適用してみよう。

1から6までの自然数コラッツ操作を繰り返した時の変遷ネットワークであります。

 つまり、1は1のまま。2→1となり、3→10→5→16→8→4→2→1
4は4→2→1、5は5→16→8→4→2→1です。
 6は一番ウロチョロするのですが、それでも6→3→10→5→16→8→4→2→1となる。
 これらをひとまとめにしたのが変遷ネットワークです。

 
16まで舞い上がって降りてくるわけですが、分岐なしです。


 分岐というのはこれ(1から20までコラッツ操作)を見てもらえれば分かりましょうか。

 10のところで6→3→10という流れが分かれているのですねえ。

1から20までコラッツ操作すると、分岐が22と40にも出てきます。

 さらに1から30になるとかなり大きな変遷図になってきます。

 16が分岐数になります。46もそうです。


この分岐数がどうなるかを調べるというのもコラッツ予想を究明する一つのアプローチでしょうな。

 50までの外観図です。


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