「水」に関する文献をみて考える

 身近な存在ながら重要このうえない「水」。なにか気になってしょうがないこの頃なのですが、どう語っていいか戸惑うばかり。

 そんなわけで(どんなワケだ!)水についての問題意識の所在を問う=文章化するために、読みたいと思ってかき集めている文献をタラタラ並べてみます。ただの棚卸しワークですね。

レイチェル・カースン われらをめぐる海
フィリップ・ポール H2O-水の伝説-
フレッド・ピアス ダムはムダ-水と人の歴史-
中西準子 水の環境戦略
ミシェル・オダン 水とセクシャリティ
久保田昌治 おもしろい水のはなし
ジェフリー・ロスフェダー 水をめぐる危険な話
日経サイエンス 2008年11月号 迫り来る水危機
水と健康(林俊郎
水のエントロピー学(田井慎吾)
原島・功刀 海の働きと海洋汚染
宇田道隆 海
関邦博 海中世界に挑む
高橋裕 河川工学
ピルー 水の自然誌
川のなんでも事典
流体力学ハンドブック
カオスの自然学
荒田洋治 水を知ろう
木田重雄 いまさら流体力学
バーロウ&クラーク 「水」戦争の世紀

なんとなく、環境問題と自然科学よりのタイトルばかりです。

 今回の未曽有の災禍にても、津波の襲来にはじまり放射能を帯びた冷却水・放射能雨・汚染地下水・海洋汚染、液状化現象が首都圏各地で起きて、それに水不足と、水にまつわる「循環」と拡散が問題を大きくしています。
 海洋と人類の関係も問題視されます。地質学的な意味での長期的時間には、列島は太平洋に沈むとされています。
 まだ、海水に浸されたままの土地が痛々しいのでが、これは太平洋岸の土地が沈降したせいであるといいます。『日本沈没』の絵に描かれた現実がここにあります。