地震か、すわ自炊では遅い

 日本列島がおおごとになっている。マグニチュード8.8の過去最大クラスの地震宮城県岩手県福島県の甚大なる災害だ。太平洋プレートが4m東に動き、さらに数十センチ沈下。多数の余震につづき、長野北部では震度6。気になるのは中越長野北部はフォッサマグナにちかいことであります。
フォッサマグナよ,
おまえもか!

 自炊は書籍のヤマから、愛書家を解放してくれるだけではない。今回の地震で我が家の損害が(イマのところ)少ないのは日頃の「自炊」の励行が役立っている。
何せ、自炊前はトイレにトイレ文庫、居間のソファに新書置き場、テレビラックのなかに文学全集、子供部屋の一部占拠しており、至る所で本まみれであった。
 とくに木造2階に書籍が集中していたのであります。ボロの木造2階は揺れやすい。
7000冊の裁断と500冊のDocuWorks化によって、大幅に冊数のみならず、重量=建造物にとっての荷重を軽減したのは、耐震上の安全性になにやら貢献できた。

なぜならば、

 一冊250gとして、7500冊の総重量は1875kgなので、その分軽くなったわけです。

 ほぼ2t(トン)の減量化は建物の倒壊を防ぐ!などとはいえないが、その分後処理をラクにはしますね。 
 それに本棚からの崩れはほとんど起きなかったし。そんなこといっていても直下直近の地震では倒壊防止にあまり役に立たないでしょう。火災の延焼も自炊では防げません。
 けれども本のたばをHDでもって逃げることはできるし、みすみす炎に焼かれるのを予防はできるのです。


 当方とて、いつ被災者になるかもしれぬのが、地震列島に住むものの宿命であります。
とにかく、明日は我が身だし、被災地の皆さまにはお見舞いいたしますm(__)m


【2011年7月追記】地震での本の下敷き
松本市で雑誌の下敷きの犠牲者が出た。これは、関東圏も危ないなあ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110701-OYT1T01170.htm