リサージュ曲線でもフーリエ級数展開でもない水蒸気

 澁澤龍彦の論評した近代フランスのイカれた、しかし、イカした詩人の作品名に『詩でも散文でもない水蒸気』というのを本歌取りしたわけでもないけれど、多倍角の三角関数の小数項で嫋やかなカーブを描いたので、数理曲線耽美主義者の皆様の観賞に呈してみたいです。

 課題作品1番



 課題作品2番



 課題作品3番


 課題作品4番


 課題作品5番


 課題作品6番


 課題作品7番


 課題作品8番


 課題作品9番


 課題作品10番


 課題作品11番

 以上
 雰囲気的にはヨーロッパのエンブレムみたいな造形が多いかなあ。それほどは優美でもないかもしれない。一部は左に90度回転したほうが適切であります。
 解析幾何的にはフーリエ級数やリサージュ曲線は三角関数の線形の重ね合わせなのですが、ここは7乗までの指数を適用して二項和だけで描き出したまでのこと。

 自分的には気色の悪いパターンも追加しときます。原形質流動的なヌメヌメ感が漂っている。





粘菌生活のススメ: 奇妙で美しい謎の生きものを求めて

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