なかなか収束しない級数の例

 次のような交代級数を考えてみよう。

 分母が調和級数であるような交代級数である。交代級数ではない、すべてが「+」の項からなる級数は緩やかに発散することは証明できそうだ。
 さて、上記の交代級数を最初の100項をプロットしてみると二つの系列に分かれる。

 横軸はn項目を示す。交代級数よろしく二つの系列に分かれている。
 上と下とでは0.7662498409, 0.4882975443となっている。多分、収束はするのだろうが、極めて遅いのだ。
1000項目で0.55954087697483127066、1001項目で0.69311518081809114300のままである。
 100000項まで計算するのにはかなり時間がかかるが、近似値で出せば0.591594の近辺だ。
 100001項では0.661074117くらいであろう。
 かなり狭められているが収束したとは言えない!

誰か極限値を求めてみてはくれまいか。


【9/11 追記】
なんとか、極限の収束先の値らしいものを出せた。

0.62633248273791