今しがた、こんな数列の二種を考えてみた。
つまり、素数の逆数の和、素数の逆数の交代和に素数だけの階乗を乗算した数列であります。
例を出しておこう。
これらはどれもこれも自然数となるは自明としておきましょうか。
試算してみるのも悪くないでしょう。
最初の1)はこんな数列となります。
1, 5, 31, 247, 2927, 40361, 716167, 14117683, 334406399, 9920878441, 314016924901, 11819186711467, 492007393304957, 21460568175640361, 1021729465586766997, 54766551458687142251, 3263815694539731437539, 201015517717077830328949, 13585328068403621603022853, 972416614407737400870501653, 71544353681891529224514036059, 5692733621468679832887230172131.......
次の数列2)のほうはこうですな。
1, 1, 11, 47, 727, 7141, 151427, 2366603, 64131559, 1636722341, 57208085801, 1916138684507, 85982424199597, 3392993977055461, 172553478253276697, 8530444564835173531, 535885387802465283059, 30766248305796169627529, 2178627017847750336027713.......
これら2系列の数列にはどちらが多く、素数が含まれているだろうか?
他愛のない実験数学ですが、二番目の数列のほうが素数が多いような下馬評です。
最初の50個での結果をだしておきますわい。
1) 8個
2) 6個
最初の100個となるとその差は開きます。
1) 13個
2) 8個
まあ、なんとなく一番目の数列のほうが勝ちそうですね。
最初の200個となるとその差は縮まります。
1) 14個
2) 12個
300個以上でしばらくサーチしてもこれ以上の素数は出てこない感じでした。
その後、時間をかけて最初の1000個までの素数をカウントしてみました。
下図はその計算結果です。
青い線が1)の数列の素数の数、紫の線が2)のそれです。
途中で追い抜きますね。これが素数競争の名の謂われですな。
実はですね、この手の巨大数の数列では素数が出てくる割合は非常に少ないことが経験的にわかってます。
この二つの数列は素数の比率が多いのが特徴的ですね〜。
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