連立2元線形数列のなかで回帰性があるシンプルな数列を扱う。
x[n + 1] = x[n - 1] - y[n]
y[n + 1] = x[n] + y[n - 1]
初期状態の組み合わせを変えてみよう。ここで可視化のために{x,y}の二次元平面での点列を考え、生成される点を順次線分で結ぶことにします。回帰性はそこで初めて意味がわかります。
例えば、x[0] = -1, y[0] = -1, x[1] = 2, y[1] = 1で、25項まで計算した点列を
順次結合するとこうなりますね。
次に少々アレンジメントを変えて、x[0] = -2, y[0] = -1, x[1] = 2, y[1] = 3
x[0] = 2, y[0] = -1, x[1] = -2, y[1] = 3 では、
x[0] = -2, y[0] = 1, x[1] = -2, y[1] = 5 なら、
という具合に有限領域に収まるのであります。
これはXn=α^n等としてαの解を調べると解明できよう。
時間を見つけて、アニメ化したものをupするとしよう。
なるほど高校数学 数列の物語―なっとくして、ほんとうに理解できる (ブルーバックス)
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