ある数列の自然数の素因数分解からの誕生

 1,2,3,4,5,6,.....と続くおなじみの自然数の列を素因数分解してみよう。
 1,2,3,2^2,5,2*3,...
となる。ここで素因数の数を数える。
 素数は1となるし、4も2しか素因数を含まないので1、6は2と3なので2となる。
1から100までは、こんな光景になるであろう。
{1, 1, 1, 1, 1, 2, 1, 1, 1, 2, 1, 2, 1, 2, 2, 1, 1, 2, 1, 2, 2, 2, 1, 2, 1, 2, 1, 2, 1, 3, 1, 1, 2, 2, 2, 2, 1, 2, 2, 2, 1, 3, 1, 2, 2, 2, 1, 2, 1, 2, 2, 2, 1, 2, 2, 2, 2, 2, 1, 3, 1, 2, 2, 1, 2, 3, 1, 2, 2, 3, 1, 2, 1, 2, 2, 2, 2, 3, 1, 2, 1, 2, 1, 3, 2, 2, 2, 2, 1, 3, 2, 2, 2, 2, 2, 2, 1, 2, 2, 2}

1が36個、2が56個、3が8個になる。これをこんな様式で表現しておこう。
{{1, 36}, {2, 56}, {3, 8}}

1に属する数は素数素数のべき乗が含まれることになる。

1から1000までは、こうなる。2が最大である。
{{1, 194}, {2, 508}, {3, 275}, {4, 23}}

1から10000まではこうだ。
{{1, 1281}, {2, 4097}, {3, 3695}, {4, 894}, {5, 33}}

 ここまでで、最大の数は100で3、1000で4、10000で5となるのに気がついたであろうか。実はこの傾向は続かない。
さらに、2が一番多いのはいつまで続くであろうか?
10万までで主役が交代してしまうのだ。

{{1, 9701}, {2, 33759}, {3, 38844}, {4, 15855}, {5, 1816}, {6, 25}}

 1億までの結果をグラフにした。縦軸は個数の対数である。

ちょっとした神秘ではなかろうか?