例の定積分の計算

nが自然数で、a,bも自然数とする。すると被積分関数は正なので、積分値も正となる。
wiki「113」には面白い事例が書かれいていた。


355/113は円周率の近似値であります。

同じように、22/7-Piに関する結果はよく知られている。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 この定積分は、nが大になれば正の方向からゼロになる。

 n=4として、a,bを1〜5までそれぞれ動かすと

 bのxの指数を8乗にしてみよう。こんな定義式だ。

 同様に、n=4として、a,bを1〜5までそれぞれ動かすと

 いずれも第二項がπの整数倍になる。第一項は分数である。
この分数の分母の素因子分解はどうなるのだろうか? 何か注目すべき性質があるだろうか?
355/113に類した結果はありうるだろうか? 


留数解析―留数による定積分と級数の計算 (数学ワンポイント双書 28)

留数解析―留数による定積分と級数の計算 (数学ワンポイント双書 28)