ル・リヨネのミステークみっけ!

 愛読書というほどでもないけれども手元でパラパラめくる本である『何だこの数は?』(東京図書)
ブルバキ派のル・リヨネのエスプリに富んだ数の辞典だ。
459個の数の711の性質について1989年当時の知識をまとめている。

 
「113」の項にこうある

   次の関数の値は最大となるx。x->無限大のとき、この関数の値はeに近づく。
           

ところがである。

x=120まではそれが正しそうなのだが。


この範囲では113が最大値を与える。「2.57930606」


x=200にもうひとつピークがある。


 x=199で 「2.57939612」
 x=113のときより大だ。

500までではこんなグラフ。

x=467で「2.61990475」となる。

 どうやらeに近づきながら最大値を更新してゆくようである。


何だ この数(すう)は?

何だ この数(すう)は?