『単位円を囲む円の充填率』の応用であります。
手順はこうです。
1)同心円を囲む互いに接する円の連鎖を構成する(単位円を囲む円と同じ)
2)メビウス変換(反転)を用いて同心円ではない円に写像する
複素数を使いますが、やり方は簡単であります。
2つの複素平面での同心円と非同心円のセットを考えます。x0とx1は内側の円のx軸交点です。
上記の同心円を構成するw平面と非同心円の平面zとの間には
の関係が成立します。aは次のような式を満たす負の実数です。
準備はこれだけであります。
aの2次方程式の解とwについての式(単位円を囲む互いに外接する円n個のk番目の円)
というわけで、しばらく宿題としてあったスタイナー円の連鎖は、かなり汎用的に表示することが
できるようになりました。
外接する単位円を加えるとこうなります(n=5)