以下、素人の浅知恵であるとしてお読みいただきたい。
日本人の死因を概観すると、おそらくは悪玉コレステロールが少ない人達、そういう健康な人達の死因ナンバーワンは「がん」であるということなりそうだ。
三大疾病の二つ、心臓疾患や脳梗塞の病因、あるいはそれらの原因となる高血圧をかからぬようにすると自然にがんが襲いかかる可能性が増えるからだ。
だったら、「コレステロールをたんまり貯めこんで太く短く生きようぜ」そういう処世訓をもつヒトがでてきてそうだ。
だがしかし、40代で脳梗塞になって余生を障害をかかえて生きる可能性もあるわけだ。短絡的にコレステロールで早死とはならないのが残念である。
そこでこの「がん」、「高血圧関連病群」に絞って「死に方」戦略を練る。
事実での裏付け検証はないのであるが、こんな方策がありえる。
題して「死に至る病を選ぶ」だ。
その戦略はこうだ。
まだ働けるうちは、ローコレステロールで頑張る。ご存知のようにがんは高齢化するにつれて、かかる可能性が増加する一方だ。
日本人がどんな状況にあるか、こちらを見ていただきたい。(がん研究センターの数字)
80歳台で2.5%の罹患率である。ずべての年齢平均の5倍近いのだ。
http://d.hatena.ne.jp/Hyperion64/20110118#1295355625それに対処するため適当に老いたら、心臓疾患になるような食事法を採用する。
70代前半から高コレステロール食で、血管にダメージを与える食事を摂る。大腸がんのリスクが高まるだろうから、アスピリンを頻繁に呑む。*1 高コレで心臓に良くないことをする。早めに心臓を炒める=痛めるのだ。脳疾患だと周囲に迷惑がかかる。
ここは心臓疾患狙いがいい。
意識も明朗であるしなんとなく周りからイタワッテもらえる感がある。
自分で死に至る病気を能動的にセレクトする。あるいは病気と共存しつつ、その病気によって人生をまっとうする。たとえば、将来は米不足かもしれない。そういう場合は食が細くなる病気になるという手がある。環境にヤサシイ慢性病と病人ちゅうのもあるだろう。胃ろうで少食とかね。高コレで心臓が弱ってきたら、厳しい暑さでの人助けボランティアに励むとかね。
アホくさと言われるかもしれないが、こういう病気による処世術はあってもいいんじゃなかろうか?
がんの治療最前線をレポートした立花隆のドキュメントが、上記の考察を支えている。
- 作者: 立花隆,NHKスペシャル取材班
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (17件) を見る