素数の末尾の数、あるいはメルセンヌ素数の最初の数の頻度

 ベンフォード分布は至る所にあるようだ。

メルセンヌ素数は現在のところ51個判明している。手始めにその最初の数字がどうなるかをWikiから抜きだしてみよう。

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 Mpとあるのが素数と判定された素数だ。いわゆる発見された最大の素数メルセンヌ素数であることが多い。

 その最初の数字は51個でどんな頻度であろうか?

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手作業で数え上げると51個の素数の最初の数字の出現回数は上記の表になる。

ベンフォード分布と対比したのが下記の折れ線グラフである。頻度はパーセンテージにしている。

 かなりフィットしているようだ。「4」がやや多すぎて、「2」が少ないかもしれない。51個程度では揺らぎはあるが、巨大数側で補正される可能性が高い。

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以上はイントロでした。

 実のところ、一般的な素数での末尾の数字の頻度をカウントしてみたい。

素数における末尾の数字番付

1)初めの100個

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 一桁の素数である2,5が一回登場するが、二桁以降は引退されるのですね。

 

2)初めの1000個

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3)初めの10000個

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  ということで、予測されていた心配通り、不均一性はどんどんなくなり、1,3,7,9が支配する均衡状態になる。あんまり面白くない結果となったわけであります。