数論的タペストリーの解説

 「数十万ピクセルのタペストリー」を解説する。計算原理は複雑なものではない。Modulasを計算するだけで文様が生み出せる。
 こちらの数論的関数を例にとる。

 x番目の素数の二乗とy番目の素数の二乗の和に対する9での剰余を計算している。
 xとyを1〜10まで動かして行列で表示してみよう。
 例えば(x,y)=(1,1)を1行1列と解釈し、そこに4+4=8が入る。一番目の素数は2であり、9の剰余は8だ。


 0−8の番号にそれぞれカラー(9色)を割り当てるとこうなるのだ。

 なんとなく規則性があるようでないような微妙なバランスになるところが味噌である。

xとyをそれぞれ1〜100まで動かした結果の図。

先ほどの1−10までの図柄を左上方に含んでいるのがわかる。


 xとyをそれぞれ1〜1000まで動かすとできる図柄。いうなれば、100万ピクセルの計算が凝縮されている。メが細かすぎて味わいがウスイのが難。


...なもので、200×200くらいで打ち止めにするのも便法かもしれない。



デザートは剰余の値を1から43まで2づつ動かしたアニメである。
二番目のアニメBはより単純な下式を用いている。




アニメA

アニメB