蛇の目傘とか蛇の目ミシン、蛇の目寿司とかいう屋号もあった。なんで蛇の目なのだろうか?
この文様は魔除けの意味を担っていたんじゃなかろうか?
古代信仰において蛇は無視できない存在だったように、蛇への畏怖は近代まで残存していた。
そう言えば、吉野裕子女史は「蛇」の歴史民族誌を生涯語り続けた、稀有な存在でありました。蛇の眼についての女史の代表作は学術文庫で読めます。
- 作者: 吉野裕子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/05/10
- メディア: 文庫
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エデンの園など西洋的「蛇」観はモリスの著作がいろいろなことを教えてくれる。吉野女史的な民族心性の考察は含まれてはいないけど面白い本ではある。
- 作者: R.&D.モリス,小原秀雄,藤野邦夫
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2006/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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