カール・セーガンとリン・マーギュリスは、20世紀後半のサイエンス・セレブ夫婦であった。
カール・セーガンは宇宙科学の伝道師として縦横無尽の活躍で、アメリカ人以外にも知れ渡った。
何と言っても『コスモス』は素晴らしいテレビシリーズであった。
リン・マーギュリスは、栄誉ではexハズバンドのカール・セーガンを上回る。細胞の共生説の提唱者として、おそらくは生物の歴史と生物学の歴史を塗り替えた。
ダンナほどの華はないが、その名声は後世に残るであろう。しかし、この夫婦長続きはしなかった。娘は一人いる。リンは、かなり攻撃的な性格であり、あのドーキンスをして、「彼女の隣に座るよりはフン族のアッティラの隣の方がましだ」と言わしめた。
ま、それは熟年になってからの性格の変化もあるかもしれないけれど。
彼女の共生進化説は卓抜な着想の典型例である。その原典が翻訳されているのは、あまり知られていない。
- 作者: L.マーギュリス,Lynn Margulis,永井進
- 出版社/メーカー: 学会出版センター
- 発売日: 2003/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ところで、セーガンへのオマージュは映画「コンタクト」である。異星文明とファーストコンタクトするこの映画で、北海道が「打ち上げ?」の舞台になるのには驚いた。ジョディ・フォスター主演の女性天文学者は実在するモデルがいるそうで、セーガンの友人であったらしい。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2000/08/25
- メディア: DVD
- クリック: 33回
- この商品を含むブログ (39件) を見る