東北の地方出版社

 東北地方には固有の文化が根づいている。その重要な担い手として出版がある。
こんにち、仙台・盛岡・庄内・秋田・会津弘前には個性的な出版社がある。

スターティングポイントは東北文庫だ。各社へのリンクをはってある。

東北文庫
北方新社(ほっぽうしんしゃ)は旅と文学の青森を伝える。
北の街社青森市の所在である。
熊谷印刷出版部は若手ぞろいの元気な会社だ。歴史と民俗に特色がある。
無明舎出版 1000点をこえる出版物
秋田文化出版株式会社 民俗・文化に特色
創作社は地味なHP。それだけで一見の価値がある。
歴史春秋社 福島の故実を伝える。
津軽書房


 まだまだあるが、震災と豪雪に負けないでがんばっていただきたい。
東京の神保町の書肆アクセス(地方出版社の専門書店)がうせたのは痛いが、読者層にはネットで繋がることができるのだ。

 秋田県内藤湖南を生んだ、岩手県には安藤昌益がいた。山形県には井上ひさし福島県には横光利一だ。青森県には石上玄一朗がいた。

 最後の津軽書房については、やはりカジョリ『数学史』に非常に感謝の念を表しておこう。石井省吾氏の苦心の訳であります。
 著名な『初等数学史』ではない。やや専門的な数学史本である。もはや入手不可能であろうけど、硬派な出版物であり、当時は地方出版の品格に畏れ入ったことである。



 津軽書房のロケーション:弘前城の近所です。


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こちらを参照した
http://neil.chips.jp/chihosho/linkpage.html

数学史〈上〉古代・中世・ルネッサンス (1970年)

数学史〈上〉古代・中世・ルネッサンス (1970年)