ナノテクノロジーでの最大の業績のひとつ「カーボンナノチューブ」は飯島澄男氏の発見である。今年のノーベル賞候補ともなっている(取れるといいなあ)
氏はすでにファラデーの「ロウソクの科学」のソースともなった、あの金曜講話をイギリスで行ったくらいだ。すでにかなりの知名度なのだ。
ナノチューブは大量生産が比較的容易で、ナノ物質の素材に適している。それはフラーレン以上だ。大きさ(チューブの半径)は0,34nmだ。これを使えば世界最小のログハウスを建築できるかもしれない。
応用分野はいまも拡大中だ。省エネルギや医療分野などで応用分野を広げることが重要だ。そのなかで、さらに日本人研究者が有益な用途を発見していけばと切望してやまない。
フラーレンC60が既に1996年にノーベル化学賞をうけていることからすると、本年の受賞は無理かもしれないが、応用分野が広がればきっとそのうち機会が巡ってくると信じている。
それは、最近のノーベル賞の傾向が応用分野に重点をおいていることからも明らかであろう。
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飯島澄男氏自身によるカーボンナノチューブの簡にして要を得た紹介。
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