リサージュ図形の特異ケース

 本来的なリサージュ図形では三角関数だけで記述するのがお決まりである。
昔の「コンピューターリクリエーション」を掘り返していたら、こんな特異ケースが
あったので、報告しておく。ミラーというアメリカ人が発見した。
デュードニーは「Madness」と命名している。

式は簡明である。

計算する範囲として、tを0→100π までとしている。

結果はこうなる。


 確かに、式のシンプルさに対して、図が入り組みすぎていて、気がおかしくなる。
 1990年代には視覚化するのに長時間が必要だったろう。カシオのハンドヘルドで計算した図も上記のデュードニーの論文には出ているくらいだ。
 これをベースにアニメを作成する。

1)xのCosの係数を変化

2)yのSinの位相を変化
 こちらの方がヘンゲがマシだな。

計算機科学の応用 (チューリングオムニバス―コンピュータサイエンスの旅)

計算機科学の応用 (チューリングオムニバス―コンピュータサイエンスの旅)


 注:Mathematicaだと一撃で作画できるが、GIFアニメ書き出しがヘボイ。まともなアニメにするには、工夫が要ります。
 スクリーンショットを連続保存して、GIAMで編集しなければならないです。それが手間といえば手間ですね。