サイレント映画でスペクタクルの傑作というと『カビリア』(1914年)がまさにその筆頭であるという。
イタリアが撮ったローマ時代の映画である。エトナ山の噴火から難を逃れた主人公達の有為転変を描いている。大味なアメリカンなつくりとは違い、ローマ人の生活体験により肉迫しているように感じる。
2時間の大作だ。
それをYouTubeで鑑賞できるのはもっけの幸いである。
映画史上の位置づけはこちら参照されたい。「映画史探訪」
- 作者: ジョルジュ・サドゥール,丸尾定
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1981/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る