円周率の精密化の発展の歴史を観る

円周率の計算の精密化は人類の理系的進化を象徴している。
横軸に年代をとり、縦軸に小数点での桁数を対応させたのが下図である。
 縦軸は対数スケールである。やはり90年代からの進化が半端ない。図中の式は伸びの近似式だが、90年代以降が合わない。

主な出典はWIKI円周率の歴史」に依存した。
*1


 新しいタイプの円周率の公式を提示しよう。計算が非効率なこと甚だしい公式である。

これを使い、n=100,000としても
pi=3.14160051 までしか出てこない。おマヌケのプーpu関数と呼ぶ。
こちらの充実した『円周率の公式集』サイトにも含まれないようである。
もう少々、洗練された極限公式とする。



まことにしょぼくれた計算方式である。
ネタをあかせば、スターリングの公式を転用(誤用といってもよい)したのです。階乗の近似にπが出てくるので、それを逆用したわけです。
くれぐれもこれで円周率の計算をしないように。

πの歴史 (ちくま学芸文庫)

πの歴史 (ちくま学芸文庫)

  

追記
 上記に関して珍しい変種の極限値を見つけたので載せます。
    
 この極限値は実は下記に等しい。
    

     γはオイラーの定数だ。

*1:日本のチュドノフスキーともいうべき近藤茂さんはスゴイ。