汚らしいさ加減に絶対という尺度は付随しない。なんとならば、文化的な基準での判断という以外に、やはり細菌や虫はどこにでも跋扈していることが指摘される。
顔ダニが住み着いていないヒトなんて、ほぼいない。
有名なヒゼンダニは疥癬の原因であるが、皮膚に疥癬トンネルを掘る。
http://www.scabies.jp/scabies/sarcoptes_scabiei.html
さらに、この記事を読んでスゲー驚いたことがある。
それまでは大腸菌を腸内で共生できてりゃまあいいやあ、程度の認識だったのに。
http://www.facedoctor.jp/hpgen/HPB/entries/38.html
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「サルマタケ」は松本零士のコミックでよく使われるネタだが、人体にはえるカビといのもある。HIV(エイズ)にかかると肺にこの種のカビが生えるのは有名だ。
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ついでにW.H.ホジスンの怪談も紹介しておこう。海洋綺譚『夜の声』だ。
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別に寄生虫について論じたいわけではないのであるが、完全な清潔さや綺麗事なんて絵空事なのだといいたいだけだ。どんどん事象を拡大すれば虫・細菌・ウィルス・プリオン蛋白となり高分子の世界に埋没してゆくことになる。分子一個を見て、汚し・わろしと非難しても誰も相手にしないだろう。
汚いや汚らわしいは、とても文化的な観念であるとして、汚しは「穢し」とも書くので宗教的なイメージもまといついているのは確かだろう。