女性は心理的洞察のエキスパート

 おおかたの女性は心理的洞察のエキスパートである。おおかたの男性に比べれば、そうだと確信している。
その証拠に、心理学者は比較的女性が多い学問分野であろう。
しかるに心理学史を紐解いても女性はほとんど登場しない。
これはなぜか?

 男性優位の序列学会であるからか。それは十分ありそうだ。
ソリッドで大局的な理論が優先される傾向があり、そこは男性の能力が優位な
女性は個別実証に偏りがちである。
ロジカルな概念操作に男性は長けているという証拠がいくつかある。
 あるいは、大方の心理学者に「ソリッドな理論は男性の縄張り」という
思い込みが刷り込まれている仮説もありえる。女性が理論を提出しても無意識のうちに認定しない反発する(同性が同性に)がためにまつり上げられることが少ないだろうという。
 心理学という客観性をもつ学問の世界でも自分自身のマトモさは考察是正することはままならないのではないか。


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